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2009年05月03日 (日)
訃報をきいた。
その当時、喉頭がんになったときに歌を捨てることなんかできなかった彼は、できるだけ声帯を残す方向で治療を行った。
命も大事だけど、歌うことを失えば、それもまた生命を失うことになったのかもしれない。
そんな選択をして、一度は回復したはずなのに・・・
がんのおそろしいところ。
再発。
私のときも”がん細胞”が一個もない状態にするか、抑制する免疫を強くするしか方法がなく、それを骨髄移植によって確立するわけだが・・・
こっちは、治療しなかったら死ぬ直前だったから、選択の余地はなかったけど、何かと比較して選択しなければならない場合、簡単にはいかないんだなぁ・・・と実感させられる。
人にはいろんな可能性も力もあるだろうけど、それを引き出すのは簡単でもなく、懐疑心や生きる動機の欠如（欠如までいかなくても、弱弱しくなると危険か？）なんかが育っていったりして、自分の力、人の持つ可能性を否定してしまうようなことがあると、それ以上にはならなくなるんだよねぇ・・・
もっと人が強く強く生きられたら、もっと違う環境、もっと違う世界、もっと違う生活ができているんだろうなぁ・・・と。
好きなアーティストの一人である忌野清志郎さん。
その声、歌、パワー、言霊が聴けなくなるのは、σ(゜∀゜ ）にとっても、日本中の人たちにとっても大きな損失に違いない。
ご冥福をお祈りします。 | 
忌野清志郎さん